To Be a Good Company

医療安全に役立つ本

事例から学ぶリスクマネジメント

看護師の注意義務と責任-Q&Aと事故事例の解説-

医師であり、弁護士である著者が、医療・介護現場で重要な説明義務や過失等について、判例や事例を用いてQ&A形式で解説。個人情報管理のあり方や、労使関係のメンタルヘルス等の対応についても触れています。
check医療と介護を横断的に概説した内容だけでなく、最近の話題に触れたコラムも興味深い1冊です。

【目次】

序章
看護事故の背景と現状

1 看護事故による法的責任
2 看護事故の内容
3 看護事故の現状
4 看護事故の予防
5 記録の重要性
6 終わりに

第1章
看護師の法的位置付けと責任

【概説】
【Q&A】

1 保健師助産師看護師法
○看護職の資格法である保健師助産師看護師法とは
○保助看法で定める看護師の業務とは
○看護師の守秘義務とは
○保助看法で看護師に課せられているその他の義務とは
○看護師の業務の独占とは
○看護師の名称独占とは
○看護業務を行える者は
○看護学生の臨地実習が許容されるのは
○患者家族による医療行為が許容されるのは

2 看護師の業務
○看護業務が行われる場所とは
○「療養上の世話」の意味とは
○「療養上の世話」と医師の指示との関係は
○「診療の補助」の意味とは
○「診療の補助」と医師の指示の関係は
○臨時応急の手当とは
○特定行為研修とは
○特定行為とは
○看護師はどこまで診療の補助ができるのか
○看護師が、静脈注射や麻酔行為の補助をすることは許されるか
○看護師が、分娩進行の状況把握を目的として内診を行うことは許されるか
○看護師が、気管挿管を行うことは許されるか
○チーム医療における看護師の役割は
○他の医療従事者との関係は
○看護業務と介護福祉業務の違いとは

3 看護業務上の事故と法的責任
○医療事故と医療過誤との違いは
○インシデント・アクシデントレポートとは
○「医療事故調査制度」とは
○「医療事故調査報告書」を裁判で利用することはできるのか
○医師の責任と看護師の責任の範囲は
○看護業務と法的責任の関係は
○医療事故を起こしたときの責任は
○民事責任とは
○刑事責任とは
○行政責任とは
○法的責任相互の関係は
○紛争になったときの解決手段は

4 看護行為の注意義務
○看護師に求められる注意義務とは
○「最善の看護」の内容とは
○看護水準には常に達していなければならないのか
○看護慣行に従っていれば注意義務を果たしたといえるのか
○裁判上の過失(注意義務違反)の判定基準とは
○「療養上の世話」業務の具体的注意義務の内容とは
○「診療の補助」の具体的注意義務の内容とは

5 看護職賠償責任保険制度
○看護職賠償責任保険制度ができた背景は
○看護職賠償責任保険制度の仕組みと特徴は

6 個人情報保護法
○個人情報保護法とは
○要配慮個人情報とは
○個人情報保護法と看護師の守秘義務との関係は
○診療情報開示請求の内容とは
○公的機関等からの照会等に対する対応は

第2章
事例にみる看護師の注意義務と責任

【概説】
【事例解説】

1 看護師の刑事責任
2 採血・注射・点滴・与薬の事故
3 転倒・転落事故・身体拘束
4 食事介助・誤嚥防止、痰の吸引、療養上の世話に関する事故
5 医療機器取扱いに関する事故
6 患者の経過観察に関する事故
7 感染
8 新生児・乳幼児の事故
9 精神科看護の事故
10 その他の事故
11 看護師が被害に遭った事例
12 個人情報保護に関する事例
13 看護師が知っておきたい重要判例
 (1) 医療水準
 (2) 能書判決
 (3) 相当程度の可能性の理論
 (4) いわゆる期待権侵害の理論

索引

タイトル 【新版】看護師の注意義務と責任-Q&Aと事故事例の解説 
著者/出版社 新日本法規出版
体裁/発行 A5判/470ページ/2018年11月
ISBN 978-4-7882-8481-4
定価 4,400円(税込)

事例から学ぶリスクマネジメント

医療・介護事業者の悩みにズバッと答える 病院・介護施設の法律相談Q&A 

医師であり、弁護士である著者が、医療・介護現場で重要な説明義務や過失等について、判例や事例を用いてQ&A形式で解説。個人情報管理のあり方や、労使関係のメンタルヘルス等の対応についても触れています。
check医療と介護を横断的に概説した内容だけでなく、最近の話題に触れたコラムも興味深い1冊です。

【目次】

第Ⅰ部 医療
第1章 医療法人の組織体
第2章 応招義務
第3章 医療行為
第4章 医療過誤への対策
第5章 情報管理に関する諸問題
 第1節 医療機関における個人情報管理
 第2節 記録の開示
 第3節 患者のプライバシー保護
第6章 職員に関する諸問題
第7章 その他の相談事例

第Ⅱ部 介護
第1章 介護虐待
第2章 介護事故と法的責任
第3章 職員に関する諸問題

コラム

タイトル 医療・介護従事者の悩みにズバッと答える!病院・介護施設の法律相談Q&A 
著者/出版社 小笠原六川国際総合法律事務所 株式会社清文社
体裁/発行 A5判/279ページ/2019年5月8日
ISBN 978-4-433-65259-3
定価 3,300円(税込)

事例から学ぶリスクマネジメント

改訂版 事例解説 介護事故における注意義務と責任

近年の介護事故事例と、介護事故の法的紛争の変化を踏まえ改訂。事業者・職員の注意義務と責任、緊急時の対応と再発防止のポイントなどが、弁護士の視点でわかりやすく解説されています。
check近年の介護事故事例を発生場面ごとに分類し解説した、現場で役立つ1冊。

【目次】

第1章 概説

第1 介護サービスの内容
 1 介護の定義
 2 介護と看護
 3 介護保険による介護
 4 施設介護と訪問介護
 
第2 事故の現状
 1 福祉サービスにおける危機管理に関する検討会報告書
 2 その他の調査報告書
 3 事故調査から考えられる介護事故の要因

第3 事故の予防対策(リスクマネジメント)
 1 総論
  (1) 介護事故とは
  (2) 介護過誤と介護事故
  (3) リスクマネジメント
 2 リスクマネジメントのステップ
  (1) 4ステップ
  (2) リスクの把握・確認
  (3) リスクの分析・評価
  (4) リスクの処理
  (5) リスクの再評価・検証
 3 リスクマネジメントのポイント

第4 事故発生時の対応(連絡体制、応急措置など)

第5 事故後の対応(報告、記録義務など)
 1 介護事故の種類と原因
  (1) 介護事故の種類
  (2) 介護事故の発生原因
 2 再発防止策の検討
 3 報告義務
 4 記録義務

第6 事故の責任
 1 道義的責任
 2 法的責任
  (1) 民事上の責任(損害賠償責任)
  (2) 刑事上の責任
  (3) 行政上の責任
 3 民事上の責任(損害賠償責任)
  (1) 不法行為
  (2) 債務不履行
  (3) 過失相殺等
 4 安全配慮義務
  (1) 注意義務違反
  (2) 安全配慮義務
  (3) 介護における安全配慮義務
  (4) 手段債務
  (5) 具体的事実
  (6) 不可抗力免責
 5 法的責任の限界
  (1) 介護水準
  (2) 介護の目的
  (3) 介護の理想
  (4) 介護の現実

第7 介護に関する保険
 1 総論
  (1) リスクファイナンシング
  (2) 保険に関する用語
 2 損害保険の種類
  (1) 賠償責任保険
  (2) 傷害保険
  (3) 約定履行費用保険

第2 食事時の事故
 1 事故の現状
 2 事故の予防対策
  (1) 誤嚥事故
  (2) 異食等
  (3) その他、食事に関連して問題となる事例
 3 事故の法的責任
  (1) 提供する食品に関する注意義務
  (2) 食事介護方法に関する注意義務
  (3) 誤嚥発生後の救急救命措置について
  (4) 事前の聞き取り調査等
   15 こんにゃくの誤嚥
   16 ロールパンの誤嚥
   17 訪問介護時の誤嚥
   18 誤嚥後の対応の遅れ
   19 食事中の義歯の飲み込み
   20 介護食事用具の破損事故
   21 賞味期限切れの食品の提供

第3 入浴時の事故
 1 事故の現状
 2 事故の予防対策
 3 事故の法的責任
   22 入浴中のてんかん発作
   23 徘徊中に一人で入浴して溺死
   24 訪問入浴サービス中のやけど
   25 訪問入浴サービス後の感染症罹患

第4 トイレ時の事故
 1 事故の現状
  (1) 歩行可能な利用者の場合
  (2) 歩行困難な利用者の場合
 2 事故の予防対策
 3 事故の法的責任
 4 介護施設における転倒・転落事故について裁判ではどのような点が問題となっているか
   26 ポータブルトイレの汚物を捨てる際の転倒
   27 トイレ付添い中止後の転倒
   28 歩行介助拒絶後のトイレでの転倒
   29 トイレ介助を一時離れた際の転倒

第5 就寝時の事故
 1 事故の現状
  (1) ベッド柵の設置が問題になった事例
  (2) 被介護者がベッドから移動しようとして発生した事例
  (3) ベッドの設置位置に問題があった事例
 2 事故の予防対策
  (1) ベッド柵の設置が不十分であったことに起因する事故
  (2) 被介護者がベッドから移動しようとしたことに起因する事故
  (3) ベッドの配置に問題があった事故
 3 事故の法的責任
  (1) 転倒・転落事故を起こす危険性について
  (2) 回避可能性について
   30 ベッドからの転落
   31 畳からベッドに変更した後の転落
   32 ミトンを使用した身体拘束
   33 ナースコールをせずに立ち上がった際の転倒
   34 湯たんぽによる低温やけど
   35 介護ベッドによる事故
   36 褥瘡の予防

第6 リハビリテーション・レクリエーション時等の事故
 1 事故の現状
 2 事故の予防対策
 3 事故の法的責任
   37 リハビリテーション中の骨折事故
   38 リハビリテーション中の転倒
   39 ガーデニング中の熱中症
   40 デイルームでの利用者間のトラブル
   41 介護施設からの無断外出
   42 家族による食べ物の差し入れ
   43 入所者の異食による病院搬送
   44 他の入所者の薬の誤配

第7 その他の介護中の事故
 1 事故の現状
 2 事故の予防対策
 3 事故の法的責任
   45 原因不明の表皮剥離
   46 MRSAによる感染症罹患
   47 褥瘡の発見
   48 耳垢塞栓の除去
   49 自治体の福祉給付を受けた介護職員による窃盗
   50 洗濯物の紛失
   51 訪問介護における物的損害
   52 介護タクシーによる交通事故

第8 施設管理・運営上の事故
 1 事故の現状
  (1) 物的管理
  (2) 人的管理
  (3) 情報管理
  (4) 金銭管理
 2 事故の予防対策
  (1) 物的管理
  (2) 人的管理
  (3) 情報管理
  (4) 金銭管理
 3 事故の法的責任
   53 施設の設備の設置
   54 窓の開放制限措置
   55 被介護者の自殺防止
   56 被介護者からのセクハラ行為
   57 施設における個人情報の保護
   58 利用料不払による契約解除

タイトル 改訂版 事例解説 介護事故における注意義務と責任 
著者/出版社 古笛 恵子 新日本法規出版株式
体裁/発行 A5判/414ページ/令和元年5月
ISBN 978-4-7882-8575-0
定価 4,400円(税込)

ヒューマンエラー

安心できる安全のための本

工業分野での安全に関するコンサルティングをしてきた技術者が、リスクアセスメントや企画などの専門的な安全術の考え方を交通、食品、医療、環境などの身近な安心につなげ解説。           
check安全性向上に関わる技術者だけでなく、安全と安心を願うすべての人に向けた一冊。

【目次】

1章 安全と安心

1.1 日本は本当に安全な国か?
1.2 そもそも「安心している状態」とは?
1.3 危険要因 - 私たちの心をおびやかすもの -
1.4 危険な状態になってからでは遅い? ~「危険要因」と「危険状態」のちがい~
1.5 見えないものがいちばんこわい?
1.6 備えがあれば、本当に憂いはないの? ~安全対策と安心~

2章 安全性の確保

2.1 事故の責任はどこに? ~さまざまな決まり~
2.2 あなたはどこまでならOK? ~許容できるリスク~
2.3 リスクにも「見積もり」がある ~リスクアセスメント~
2.4 リスクを少しでも減らすには
2.5 知ることが、対策の第一歩 ~情報提供による安全対策~
2.6 安全対策を認めてもらう ~認証とは?~

3章 危険状態の把握 

3.1 すべては「気づき」から ~危険要因の認識~
3.2 「気づき」のためのさまざまな技術
3.3 私たちの「目」となり「耳」となるもの ~センサの活用~
3.4 「前ぶれ」に気づく ~危険状態になる兆候の検知~
3.5 すべてを「前もって」知ることはできるのか?

4章 危険要因との共存

4.1 危険要因を完全に取り除くことはできるのか?
4.2 危険要因と上手に付き合う
4.3 上手に付き合うための前提条件
4.4 「共存」することが「対策」になる

5章 安心のための安全対策

5.1 「絶対安全」とよく聞くけれど…
5.2 「理解」してこその安全対
5.3 「思いもよらないこと」は、わりとよく起こる? ~想定外リスクへの対応~
5.4 「安全」と「安心」との間の溝
5.5 安全対策は、生きるための力

タイトル ものづくり系リスクマネジメント歴15年の会社がつがえたいこと 安心できる安全のための本
著者/出版社 古谷隆志・中西淳・山本理央(共著) /日本工業出版(株)
体裁/発行 A5判 168頁
ISBN 978-4-8190-3012-0
定価 1,320円(税込)

リスクマネジメントの基礎

写真でわかる経鼻栄養チューブの挿入と管理

~「医療安全全国共同行動」の推奨対策を実践するために~

経鼻栄養チューブの安全管理のために必要な知識や情報がこの1冊に集約。写真を用いた咽頭・口頭の解剖や嚥下の仕組みの解説、チューブの添付文書情報の読み方、さらにはトラブル発生時の対応方法などが紹介されており、経鼻栄養チューブの安全対策に欠かせない1冊。
check看護師をはじめ医療職の皆様に必読いただきたい一冊。医療安全教育・研修にも役立ちます。

【contents】

CHAPTER 1 ひと 患者アセスメント
栄養補給法の選択
患者特性の理解
薬剤服用とリスクアセスメント
喉頭周辺の解剖と嚥下のしくみ                   

CHAPTER 2 もの 経鼻栄養チューブの基礎知識
経鼻栄養チューブを安全に取り扱うために
栄養チューブと排出用チューブの違い
経鼻栄養チューブの製品情報
経鼻栄養チューブの選択

CHAPTER 3 わざ 経鼻栄養チューブの挿入
事前の確認
チューブ挿入前の準備
経鼻栄養チューブの挿入

CHAPTER 4 ケア 経鼻栄養チューブ挿入後のケアと管理
経鼻栄養チューブの固定
経腸栄養剤の注入
経腸栄養法の基礎知識   

CHAPTER 5 安全 トラブル対応と医療安全全国共同行動
経鼻栄養チューブ誤留置と合併症
医療安全全国共同行動

タイトル 写真でわかる経鼻栄養チューブの挿入と管理
「医療安全全国共同行動」の推奨対策を実践するために
著者/出版社 監修 山元恵子/インターメディカ
体裁/発行 B5判/88頁/2011年
ISBN 978-4-89996-277-9
定価 2,750円(税込)

事例から学ぶリスクマネジメント

医療事故の舞台裏25のケースから学ぶ日常診療の心得

医師賠償責任保険の意見書を作成している医師が、医療現場において、同じ事故を決して繰り返さないように情報共有することを目的に記された本。25の実例とその教訓を紹介。コラムには、法律用語解説、診療の心得やポイントなども掲載。
check医療安全管理責任者をはじめ医師にお勧めです。

【目次】

Ⅰバイアスのない医療スキル
~トラブル急増の背景と対応マニュアルの必要性~

・ケースファイル1 もしかしてコンビニ受診? 慢性便秘で深夜の救急外来
・ケースファイル2 得意分野の落とし穴 不眠と異常行動に隠れた発熱・頭痛
・ケースファイル3 抗菌薬の非投与は医療ミス?
・ケースファイル4 腰椎穿刺は難しい?
・ケースファイル5 酔っ払い患者の診察
・ケースファイル6 重大な病気が埋もれていませんか? 胸痛の鑑別診断
・ケースファイル7 最適な治療方針への患者さんの不信 不毛な「ドクターハラスメント」事例
・ケースファイル8 ドクターハラスメント? モンスターペイシャント? 糖尿病の患者教育
・ケースファイル9 「知らなかった」ではすまされない! プロタミンの副作用 事故直後の本人対応マニュアル

II 迷走するインフォームド・コンセント  
~不十分な「説明」と「同意」は医療ミス?~

・ケースファイル10 「手術前と話が違う!」 インフォームド・コンセントの失敗例
・ケースファイル11 「期待はずれな結果」に備えたインフォームド・コンセント
・ケースファイル12 がん生検のための休薬方針をめぐるトラブル
・ケースファイル13 リンパ節生検後の合併症発症 医療ミスと医療事故の境界はどこに?
・ケースファイル14 妊娠可能な女性のX線撮影
・ケースファイル15 外来通院の落とし穴(1) 経過観察が不十分で手遅れに
・ケースファイル16 外来通院の落とし穴(2) 後手後手に回ったがんの告知

III スマートな医療テクニック  
~気道確保やカテーテル操作はうまくいくのが当たり前?~

・ケースファイル17 バナナの誤嚥は誰のせい?
・ケースファイル18 思いもよらぬ不穏状態から悲劇へ
・ケースファイル19 CVカテーテル穿刺不成功は医療ミスか?
ケースファイル20 無意識に湧いてくる「逆転移」の落とし穴
・ケースファイル21 内視鏡事故と偶発症(1) ERCP後の急性膵炎と腓骨神経麻痺
・ケースファイル22 内視鏡事故と偶発症(2)  気管支内視鏡で生検した「走行異常」の動脈
・ケースファイル23 内視鏡事故と偶発症(3) 気管支内視鏡で生検した空洞壁からの大出血
・ケースファイル24 替え玉証言事件 絶対に避けたい診療録の改竄
・ケースファイル25 〈番外編〉消毒薬誤注入事件 異状死体の考え方

おわりに

コラム

1 難解な法律用語(1) 注意義務  
2 心因性疾患を疑う際の注意点  
3 陰性感情に気づいたら-まずは深呼吸!  
4 難解な法律用語(2) 期待権  
5 救急外来・時間外診療の心得  
6 難解な法律用語(3) 自己決定権  
7 注目される「無過失補償」とその問題点  
8 難解な法律用語(4) 心証  
9 大腸内視鏡スコープ挿入時の穿孔は「不可抗力」?/ ポリープ切除時の大腸穿孔を防ぐために  
10 “I am sorry”の効能と落とし穴  
11 医療事故発生時の一連の対応ポイントケースファイル25 

タイトル 医療事故の舞台裏25のケースから学ぶ日常診療の心得
著者/出版社 長野展久 / 医学書院
体裁/発行 A5 272ページ / 2012年9月発行
ISBN 978-4-260-01663-6
定価 2,750円(税込)

ヒューマンエラー

安全基準はどのようにできてきたか

成り立ちの歴史的経緯や,背景にある技術的考察について解説。 安全基準に関する知識が深まる1冊。
check特に第1章はリスクマネジャーの方、第8章は医療機器医療安全管理者の方にお勧め。

【目次】

はじめに
序章

身の回りの安全基準(橋本毅彦)

I 交通

check第1章 航空機と運航システム―安全基準の多角性と統一性(橋本毅彦)
第2章 船舶と航海の安全性―保険業界・船級協会による評価(神谷久覚)

II 災害

第3章 戦前の消防体制と戦後の消防力―都市構造と組織拡充
I 戦前の東京における火災対応(鈴木 淳)
II 戦後日本の消防力整備(関澤 愛)
第4章 日本とオランダの治水計画―確率論と基本高水
I 日本の確率論導入と基本高水(中村晋一郎)
II デルタ・プラン以降のオランダ―社会費用便益分析と許容リスク (中澤 聡)
第5章 原子力分野における確率論的安全評価の導入―日本の事例(岡本拓司)

III 健康

第6章 食品の安全性と水銀中毒―生活習慣と行政基準(廣野喜幸)
第7章 災害予防と心理学的類型―労働と適性検査(鈴木晃仁)

Ⅳ 国際規格

check第8章 医療機器の国際規格づくり―臨床試験と適正実施基準(上野紘機)
第9章 欧州の試み:CEマーク制度―安全確保への新機軸(田中正躬)
終 章 技術システムを支える安全基準(橋本毅彦)

おわりに
タイトル 安全基準はどのようにできてきたか
著者/出版社 橋本毅彦 編 / 東京大学出版会
体裁/発行 判型:四六, 368頁 / 2017/05
ISBN 978-4-13-063366-6
定価 3,960円(税込)

事例から学ぶリスクマネジメント

介護事故対応パーフェクトガイド

リスクマネジャーの方にお勧め。
過去の事故事例を参考に、事故対応指針の整備や職員教育などに役立つ1冊。

【目次】

第1章 総論
~トラブル急増の背景と対応マニュアルの必要性~
第2章 介護事故対応マニュアル作成のポイント
~今すぐ作成を!対応マニュアル作成のポイント~
  • 事故直後の本人対応マニュアル
  • 事故後の家族対応標準マニュアル
  • トラブルになりやすい事故の対応マニュアル
第3章 介護事故の過失判断
~起こりがちな介護事故30例に見る過失判断の基準~
  • 転倒・転落事故 ・骨折事故 ・誤嚥事故 ・溺水事故
  • 異食事故 ・行方不明事故 ・誤薬事故 ・暴力事故
  • 感染症 ・脳梗塞発作
第4章 事例から考える介護事故対応
~38の介護事故事例から学ぶ「どう対応すればよかったか」~
  • 転倒、原因不明の骨折などの受傷事故
  • 異食、誤嚥など飲食介助時の事故
  • 転落、溺水などの入浴介助時の事故
  • 降ろし忘れなど送迎介助時の事故
  • 行方不明、誤嚥など認知症に伴う事故
  • 感染症、誤薬などの事故
  • 説明不足など対応不備による事故・トラブル
第5章 誤嚥事故対策
~誤嚥事故の発生防止・事故後対応の要点~
第6章 感染症対策
~インフル、ノロの蔓延を防ぐ!感染症対策~
タイトル 介護事故対応パーフェクトガイド
著者/出版社 山田滋、日経ヘルスケア編 / 日経PB社
体裁/発行 A4変 240ページ / 2017年3月発行
ISBN 978-4-8222-3962-6
定価 13,200円(税込)

院内暴力

医療安全BOOKS 6 ひとコマイラストでわかる! 医療安全学習にそのまま使える

ガマンしない、させない! 院内暴力対策「これだけは」

院内暴力に対する個人・組織の対応をイラストでわかりやすく解説。教育にも役立つ1冊。
check特に患者相談窓口担当者、医療安全管理者方にお勧め。
第3章12は警察OBの弊社顧問が執筆。

【目次】

はじめに

・暴力のKYTイラスト&KYTシート&暴力防止啓発ポスターの活用方法
・編著者・著者一覧

【第1章 あなたはガマンしていない? 医療現場で起こるこんなこと】

<1 医療現場で起こるさまざまな暴力>
<2 現場で何が起こっている?>
◆1 国内外における暴力防止対策に関する研究
◆2 医療現場における暴力事件
<3 院内暴力裁判事例>

【第2章 暴力が起こるのはどんなとき? どう対応する?】

<1 暴力発生時の基本対応とNG対応~KYTイラストでまなぶ~>
<2 暴力、どう防ぐ? どう対応する? どう守る?>
◆1 暴力を防ぐチームの対応 ポイント10
◆2 暴力を受けたときの対応 ポイント10
◆3 いま必要とされる患者トラブル対応のための考えかたの転換
◆4 あなたを守る とっさのときに身を守る技術
◆5 あなたを守る心のケア
・1 二次被害とは
・2 暴力を受けた看護師へのケアを考え

【第3章 医療安全管理者・病院管理者の成功事例からまなぶ院内暴力対策】

<1 暴力を発生させない組織づくりの7つのポイン卜>
<2 こうして防いでいる! 医療安全管理者・病院管理者の成功事例からまなぶ院内暴力対策>
◆1 病院長の立場から(1)~法人本部および関連病院・事業所全体で取り組む院内暴力対策
◆2 病院長の立場から(2)~「職員」を守る姿勢が最大の対策~
◆3 看護管理職の立場から(1)~組織として取り組むべき課題~
◆4 看護管理職の立場から(2)~これだ!「職員を守ることは、患者を守ること」~
◆5 看護管理職の立場から(3)~多様なリスクにしなやかに対応~
◆6 産業医として取り組む院内暴力対策
◆7 産業保健師として取り組む院内暴力対策
◆8 臨床心理土として取り組む暴力被害者支援
◆9 医療安全管理者として取り組む院内暴力対策
◆10 師長として取り組む院内暴力対策
◆11 事務担当者として取り組む院内暴力対策
check◆12 警察OBが取り組む院内暴力対策~院内刑事(デカ)から病院長ヘ伝えたいこと~
◆13 院内暴力対策推進のためのアクションチェックリストの活用
◆14 実習学生に対する暴力防止の取り組み

〔column 各種施設の暴力対策〕

・在宅ケアの現場から ~訪問看護ステーションの管理者が考える暴力防止策~
・保険薬局の現場から ~職員を守るための暴力防止策~
・知的障がい者施設での利用者から職員への暴力防止の取り組み

〔付録1〕

・医療機関における安全で、安心な環境づくりのための改善アクションチェックリスト2011

〔付録2〕

・暴力のKYTシート

タイトル 医療安全BOOKS 6
ひとコマイラストでわかる!医療安全学習にそのまま使えるガマンしない、させない!院内暴力対策「これだけは」
著者/出版社 日本医療マネジメント学会 監修
前 日本看護協会 会長/東京医療保健大学 教授 坂本すが 編 筑波大学医学医療系 准教授 三木 明子 編著
/メディカ出版
体裁/発行 A5判 176頁
ISBN ISBN-10: 4-8404-6185-6
ISBN-13: 978-4-8404-6185-6
定価 2,750円(税込)

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